辻󠄀終活FP事務所

50代からのライフプランと終活のご相談を専門にサポートする山形県新庄市の事務所です。


【第14回】「活」としての終活


今回は、「終活」という言葉のとらえ方を紹介します。
終活には、「終」と「活」の二つの側面があります。
「終活」という言葉から、相続やお墓、亡くなった後の手続きを思い浮
かべる方は多いでしょう。
確かに終活には、「終」に備える側面があります。
しかし、終活を人生全体の流れでとらえると、もう一つの大切な側面が
見えてきます。
それが「活」・・・これからをよりよく生きるための活動です。
「終」を考えることは、「今の生き方」を見直すこと
人生の終わりを少し意識すると、自然とこんな問いが生まれます。
・これから、どんな毎日を送りたいのか
・何を大切に生きていきたいのか
・今の暮らしは、自分に合っているのか
終活は、未来のためだけでなく、今の生活を見直すきっかけにも
なります。
「活」としての終活の5分野
①生きがい
終活を通して価値観を整理すると、「自分が何に喜びを感じるのか」が
見えてきます。
家族との時間、地域とのつながり、趣味、学び直し・・・
生きがいは特別なものでなく、日常の中にある大切な時間に
気づくことから始まります。
②健康
これからの人生を楽しむために、健康は欠かせません。
終活では、
・今の体調や通院状況
・将来の医療・介護への考え
・無理のない生活習慣
を整理することで、自分の体と向き合う意識が高まります。
健康を意識することも、立派な「活」の終活です。
③仕事・社会との関わり
仕事は、収入だけでなく、生きがいや役割にもつながります。
・今の仕事をいつまで続けたいか
・これからは負担を減らしたいのか
・形を変えて社会と関わり続けたいのか
終活は、これからの働き方・関わり方を考える時間でもあります。
④住まい
住まいは、日々の安心を支える基盤です。
・今の住まいは、これからも住みやすいか
・将来、段差や管理の負担はどうなるか
・住み替えや整理は必要か
終活をきっかけに住まいを見直すことで、これからの暮らしの安心度が
大きく変わります。
⑤資産
お金は不安の原因にも、安心の土台にもなります。
終活では、
・収入と支出の整理
・資産の把握
・使うお金・残すお金の考え方
を明らかにすることで、将来への漠然とした不安を
小さくすることができます。
■エンディングノートは「活」を支える整理の道具
エンディングノートは、亡くなった後のためだけのものでは
ありません。
生きがい、健康、仕事、住まい、資産
これらを整理することで、これからの人生をどう過ごすかが見えてくる
道具です。
書くこと自体が目的ではなく、考え、話し合い、安心につなげることが
大切です。
終活は、人生を前向きに整える活動です。
終活は、「終わりの準備」だけでありません。
終活とは、人生の終わりを意識しながら、今をよりよく生きるための
活動です。
生きがい、健康、仕事、住まい、資産。
これらを少しずつ整えることで、これからの人生は、より安心で、
前向きなものになっていきます。
終活は、人生を閉じる作業ではなく、人生を整え、深める時間
なのです。
ここまで、お読みいただきありがとうございます。
少しでも参考として頂ければ幸いです。


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