今回(最終回)は、母の死亡、葬儀、供養、相続についてお話しします。
【母の死亡、葬儀、供養、相続への対応】
①母の死亡
2月のある日、私は面会を終えてバイバイと手を振り、ベッドに寝ている母はうなずきながら見送って
くれました。
その翌日、午前3時過ぎに、特養の医療担当の方から連絡が入り、心肺停止の状態であることを告げられ、
施設に来て欲しい旨連絡がありました。
とうとうその時が来てしまったかと動揺しながら、父に取り急ぎ施設に行く旨を告げ、自動車で
向かいました。
到着後、施設の職員の方から午前5時に提携先の医師が死亡診断書を書く旨、告げられました。
母を見ましたが、やはり心肺停止を信じられない気持ちでした。その後、一旦、自宅に戻り、午前5時前に
再び施設に行きました。
時間となり、医師から死亡日時、死亡原因(脳梗塞の後遺症)などを告げられ、施設職員の方から死亡診断書を
受け取りました。
その後、施設職員から遺体の引き取りの時間が示され、葬儀社とお寺さんに連絡するように話がありました。
動転する気持ちの中、葬儀社とお寺さんに連絡し、葬儀社の施設への遺体の安置の依頼、葬儀の依頼、供養の依頼を
矢継ぎ早に行いました。約束した時間となり、遺体は、施設から葬儀社の遺体安置所へ移されました。
ご住職が遺体安置所に来られ、読経して頂きました。葬儀社の方とは、今後のスケジュールと葬儀内容を確認し、
その日は、自宅に引き上げました。その後、近親者、友人、近所の方にも訃報連絡と通夜・葬儀の日程の連絡を
行いました。
②葬儀
翌日、葬儀社の葬儀会場に遺体を移しました。その後、近親者、ご近所の方に、ご焼香をして頂きました。
通夜は、ご住職に読経をして頂き、近親者の参列で行いました。その後、施設は宿泊できるところで
あったため、近親者で夜遅くまで母についてお話しをしました。
翌日、午前に、密葬を行い出棺し、火葬場にて火葬を行いました。
午後に、ご住職に読経をして頂き、近親者での葬儀を行いました。
一般焼香の時間に、母の昔の職場の方、サークルの方、友人・知人の方など多くの方にご焼香頂きました。
③供養
初七日を含めた葬儀でしたので、その後、四十九日法要を、ご住職の読経のもと近親者で行いました。
お墓は、お寺さんの合同墓(永代供養墓)とし、当面は本堂内の仮置き場に遺骨を保管して頂くこととしました。
その後、百箇日法要、一周忌法要をご住職の読経のもと近親者で行いました。
来年2月に命日を迎えますが、三周忌法要は、雪解けを待って、4月頃に予定しています。なお、その際に遺骨を
合同墓に移す予定です。
④相続
母の死亡により、相続が発生しました。法定相続人は、配偶者(父)、子(私、弟)の3人です。主な相続財産は、
普通預金で、それ以外は母の身の回りのものでした。
遺産分割協議案を私が作成し、相続人で協議を行い、現預金(普通預金)を法定相続分相当額で分割し、
その他の財産(母の衣服、装飾品など)を私が受け取ることで協議が整いました。
今後は、近親者の引き取り意向を確認しながら、少しずつ母の遺品整理をしていきたいと思っています。
なお、相続税については、遺産総額が基礎控除額以内でなかったため、発生しませんでした。
※基礎控除額=3,000万円+600万円×法定相続人の数
【教訓】
①【死亡後の諸手続きを円滑に行うため、事前に葬儀社とお寺さんに執り行う内容を確認したり、訃報連絡の
リストや死亡後のやることリストの作成が推奨される】
身内の死は、心の準備をしていても、同様が大きいものでした。その中で、葬儀社とお寺さんに葬儀の
依頼をしたり、近親者、知人、友人などに訃報連絡をすることは、心が落ちつかず頭が回らない中と
なりますので、大変なことだと思われます。余計な心の負担とならないように、事前の準備をしておくことで、
何をしなくてはならないか分からない、といった不安はある程度取り払われます。そのことにより、
死亡後の対応は、自身の心理的負担をある程度抑えて、できるようになると思われます。
②【葬儀については、ある程度経験を積まないとやることや流れの把握が難しい】
私は、喪主(施主)として初めて葬儀を取り仕切る立場となりました。事前の打ち合わせである程度葬儀の流れや
内容を掴んでいましたが、細かなことは、葬儀社の担当の方と話をしながら詰めながら実施しました。また、
場合によって、家族の同意を得て進めなければならない場面もあり、経験を積まないと取り仕切りが難しいと
思いました。また、役割分担についても、共通認識でなく行動がうまくいかない場面があり気をもみましたが、
何とか各人に動いて頂き葬儀は進めることができました。
③【お墓に関することは、ご住職とのコミュニケーションをとりながら、また、家族・近親者の同意を得ながら
進める必要がある。】
通常は、四十九日法要のタイミングでお墓に納骨するようです。私は、自身に後継者(子)がいないため、
新たにお墓をつくらず、菩提寺に永代供養してもらう選択をしました。(この場合は、一つの碑と合葬の
組み合わせである合同墓)ただ、いつ、合同墓に納骨するかは、ご住職に伝えておらず、ご住職の配慮で
しばらくは本堂の仮置き場に置かせてもらい現在に至ります。なお、家族・近親者の同意を得て、
来年の三回忌に併せて合同墓に納骨する予定です。
④【遺産分割協議は故人の意向が不明だったので、法定相続分を基準として決めました。】
母は、遺産をどのように分割するかを何ら示していませんでした。遺産分割をするために本人の意思が
反映できないのは残念ですが、次善の方法として法定相続分で遺産分割協議案を作成し、相続人間で同意を得て
遺産分割を行いました。
⑤【葬儀費用については、葬儀社と事前打ち合わせし概算の把握と資金をどうするかを確認しておくことが推奨される】
葬儀費用については、事前に葬儀社に概算をお聴きし、その額から母が契約していた少額短期共済保険額と
葬儀社さんの割引を差引し実際に必要となる金額を算出しました。その金額が立替必要額となります。
以上の検討は、事前に行っておくことで、実際、葬儀を執り行うこととなった場合に、慌てずに行うことができる
と思われます。
ここまでで、全5回の「母の介護と教訓」は、終わりです。
終活支援(子が母の終活支援)の一事例として、私の経験とそこからの教訓を紹介しました。
紹介しましたことが、少しでも医療、介護、葬儀・お墓、相続の場面で参考となれば幸いです。
~次回ブログは、1月9日を予定しています。よろしくお願いします。
